2020.01.10 HELLO! STUDIES 健康・ケア / その他 / 西宮阪急店 / うめだ阪急店 /
私達にとってペットは最も家族に近い存在であり、愛すべきこのモフモフの犬は、あなたに食べるものを一生委ねています。
犬を家族として迎えたとき、いちばんに考える事は「ごはん」なのです。「ごはん」でその子の健康が決まると思います。
犬たちの生きがいは、家族と遊ぶこと、そして「ごはん」のときですから。
多くの飼い主さんはドッグフードを与えていると思いますが、その基準は?と聞かれると
「勧められたから」
「値段が安いから」
「なんとなく」 との答え。
「ごはん」について、飼い主さんの疑問や悩みを聞いていると、他人任せや誤った情報を鵜呑みにして、自分の選択肢を狭めている方が多く、例えば「ドッグフードしか与えていけない」「これを食べると〇〇が治る(良くなる)」など。
逆に考えすぎでないかと心配する飼い主さんも多く、インターネットなどからの間違った情報で「〇〇フードは絶対ダメ」とか「オーガニックしか与えない」という偏見を持つ人も少なくありません。
「ドッグフードがいい」とか「手作りごはんがいい」などと言う事ではなく、むしろ愛犬と飼い主さんが健康で楽しく過ごせるなら、何を食べさせてもいいと思います。大らかな気持ちで、何でもやってみることが大切。やってみて上手くいかなければ、方法を変えればいいことだけのことです。
食べさせ方も同じで「食べるかどうかわからない」でなく「どうやったら食べるだろう」と考える方が犬との距離がもっと近くなり「今日は何がいいかな」なんて、犬に聞いてみたりすることが、あたり前になる毎日になれば、とても楽しくなるのではないでしょうか。
なにも特別な事ではありません。
「これは好きかな?」
「こんな事もやってみようかな」
という気持ちになってもらえればと思います。犬たちの健康は、あなたが与える食べ物によって大きく左右されます。
2020年1月10日発行 CUUN 1月号に掲載
阪急ハロードッグ フードコンシェルジュ
ペット栄養管理士 坂田 正次