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【フードコラムVol.4】『バランスのよい食事』と『水分摂取』

2020.04.10 HELLO! STUDIES その他 / 健康・ケア / うめだ阪急店 / 西宮阪急店

『バランスのよい食事』とは?

犬の食性は肉食よりの雑食で、人間と共存してきた歴史があり、ヒトの食事の残り物を食べさせるのは自然な形なので、肉以外にも色々食べさせた方が良く、レシピとしては、肉:穀物:野菜のバランスは1:1:1が理想です。ドライフードもバランス良く配合されているはずですが、同じドライフードでは飽きることもあります。この組み合わせで肉も魚も野菜も季節のものや、その土地で取れたものなど、バラエティ豊かな食事を食べさせてあげると良いと思います。

ヒトの食べる食材を与える

このことに驚く飼い主さんもいることでしょう。獣医師やペットショップの人に「ヒトの食べ物を絶対に与えないで下さい」と言われたことがほとんどだと思いますが、これは単に「ヒトが食べるための味付けをしたもの」を与えてはいけないという意味です。

個人の好みや愛犬の体質との相性で考え、タンパク質や脂質が多いフードには、糖質(白米など)と野菜を加え、それらが少ないものはタンパク質(肉や魚)と野菜を加え、バランスのよい割合にし、そこに水分をたっぷり加えることが健康に良い食事です。

『水分を加える?』

「仔犬のときはしてたけど…」という飼い主さんが多いと思いますが、生きるために栄養素よりも最も大切なのが水分です。犬の一日の必要水分量は体重の10%(5kgの子は500cc)です。犬は身体の約70%が水分でできており、老廃物の排泄は85%以上がオシッコです。特に犬の場合、体内水分の8%が減少すると脱水症状になり、それ以上水分を失うとショック状態を起こして死に至る危険性があります。犬にとって水分は生きるために栄養素よりも重要なのです。

水分は「水」だけではなく、肉や野菜をゆがいた「ゆで汁」もいいと思います。私が相談会やセミナーでお勧めしているのは『出汁』です。例えば昆布出汁はミネラル、水溶性食物繊維、うまみ成分等があり、カツオ出汁はミネラル、EPA、DHA、うまみ成分等が含まれています。昆布出汁は60℃以下の水でないと出汁は出ません。逆にカツオ出汁は80℃以上の湯でないと出汁は出ないので、昆布出汁が簡単に作れると思います。ボウルに水を張って昆布を一切れ入れれば、一晩で出汁が出ます。冷蔵庫で3~4日間は保存ができますので、一週間に2回作れば大丈夫です。食事の水分は一日の必要量の半分。5kgの子で一日2回食であれば、1回の食事で125ccをごはんにかけて与えるのがベストです。

ごはんの与え方ひとつで、愛犬の未来が決まる

と言っていいといえます。まずは『バランスのよい食事』を意識してみてください。さらに老廃物を「排泄する」能力を高めるために『水分摂取』をぜひ見直してください。

 

2020年4月10日発行 CUUN 4月号の掲載

阪急ハロードッグ フードコンシェルジュ

ペット栄養管理士  坂田 正次