2022.12.10 HELLO! STUDIES その他 / 西宮阪急店 / うめだ阪急店 /
ここ数年で犬の寿命は延びていますが、犬は『筋肉量が多く、体脂肪が少ない体型』が健康で長生きであると2016年にアメリカで発表された研究結果があります。その理由は筋肉が行う仕事を知れば納得がいきます。
筋肉量と体脂肪量のバランスで健康寿命が左右されます。筋肉は日々合成と分解を繰り返しますが、シニア期は加齢により合成能力が低下していくため、筋肉量がだんだん減少していきます。愛犬が健康で長生きするポイントは『筋肉を増やす。減らさない。減るスピードを遅くする』ことです。
必須アミノ酸(体内で補うことができないアミノ酸)のBCAA(Branched Chain Amino Acid;(分岐鎖アミノ酸)の摂取が必要です。BCAAとは、必須アミノ酸の、バリン、ロイシン、イソロイシンの総称で、筋タンパク質(筋肉を構成するタンパク質の総称)の約35%がBCAAで高い割合で占めています。その役割は、ロイシンで「細胞の遺伝子に指令」を出し、バリンとイソロイシンがそれに反応して「筋タンパク質の合成と分解抑制促進」を行います。近年では筋肉量の減少の原因はBCAA の摂取量の減少と考えられ、特にシニア期には積極的にBCAA の摂取が望ましいとされています。
マグロ、カツオ、鶏ささみ、豚ヒレ肉、牛モモ肉などがありますが、BCAAのみを多く摂取するのではなく、必須アミノ酸をバランス良く摂ることが推奨されています。
AAFCO成犬基準で、バリンは約2.1~2.4倍、ロイシンとイソロシンは約2.2~2.6倍とBCAAが豊富で、しかもユーグレナ配合なので必須アミノ酸がバランスよく摂取でき、しかも粗脂肪は7.0~11.0%(既存のドライフード平均の約1/2~2/3)と低脂肪です。特にシニア期では、必須アミノ酸と低脂肪の食事を積極的に摂ることが最も大事なことです。
その減り方を緩やかにし『筋肉を維持。増やす。そして体脂肪を増やさない』ことがシニア期には大切です。愛犬の健康を維持し、一緒にいられる時間を長くしたいと思いませんか。