2022.12.05 HELLO! STUDIES その他 / 西宮阪急店 / うめだ阪急店 /
気温が下がり始めると、いままであまり食べてくれてなかった愛犬も、食事が進みます。喜んで食べるからといって好きなだけ与えていると、体重がみるみるうちに増えて病気のリスクが高まります。
肥満とは何か?肥満とは、カロリーがオーバーして、カラダに脂肪が蓄積される状態のことをいいます。肥満の状態を示すものとして、「ボディ・コンディション・スコア(BCS)※1」というものがあります。標準体型かどうか、見たり触ったりして測定します。
・背中を触って、背骨が触れるか。
・胸を触って、肋骨が触れるか。
・上から見て腰のくびれは見られるか。
などで、2週間毎で測定してみてください。特に避妊・去勢手術をした犬はホルモンバランスが崩れ、(発情のエネルギーを使わないため)食べることが好きになる傾向が高くなるので気をつけてください。
また、肥満になると、心臓病、関節炎・関節疾患、皮膚疾患、糖尿病、高脂血症などがあり、病気のリスクを減らすためにも、適正な体型にしてあげることが大切です。
ダイエットで最も大切なことは必要な水分量(体重の10%)を摂取することです。水分不足になると、細胞内の水分が減ることにより、代謝が低下し、脂肪の燃焼効率が下がり、肥満になりやすくなります。また、老廃物が十分に体外に排出しにくくなり、肥満の原因にもなります。大切なのは代謝を下げないようにすることが、肥満防止に繋がります。
必要以上に与えている場合が肥満につながります。特に食事量を減らすとストレスになる愛犬の場合は、食事を一日2回の場合、3回、4回に増やすと、一日の食事量が減っても、回数が多いので満足します。また『食べ物のカロリーを減らす』ことも大切です。ドライフードを与えている場合、ドライフードを減らして、お惣菜やウエットフード、豆腐、お野菜をトッピングすることでカロリーを減らすことが出来き、水分も摂取できます。おやつは極力、与えない努力をしてください。家族が多いと、たとえ自分が少ししかオヤツをあげていないから大丈夫と思っても、4人家族だとその4倍になる可能性があるので注意が必要です。また、ダイエットは、運動も非常に有効なので毎日散歩する時間を作ってください。
そのひと口が肥満のもとになります。ただカロリーを減らしたらいいというものではなく、必要なタンパク質の量などは守りながら、体重管理をすることが重要です。愛犬と楽しみながら、体重管理をしてみてはいかがでしょう。