2022.10.24 HELLO! STUDIES その他 / 西宮阪急店 / うめだ阪急店 /
秋を楽しむためにも、冬を元気に過ごすためにも、この季節に体調を整えておくのは大切なことです。しかし、徐々に気温が下がりはじめる秋は、体調を崩したりする愛犬も少なくありません。今回は秋に起こりやすい体調不良をご説明します。
しかし、室内で生活をしている場合、秋の始めは、気温が高く冷房をしたり、また、寒さを感じないように早期に暖房をしたりすることもあります。そのため、夏は冷房のおかげで涼しく、冬は暖房で暖かいというように、自然で感じる気温とは逆転現象が起きてしまい、体の感覚で季節の変化を実感することが難しい環境の中で生活をしています。結果、季節とのアンバランスが体調に影響を及ぼし、交感神経や副交感神経のバランスが悪くなる「自律神経の乱れ」が起こります。神経状態のバランスがよくないため、体の機能が弱まって体調を崩してしまうということに繋がります。本来であれば秋は食欲旺盛になり、カラダに脂肪を蓄え、コロコロとした体形になるはずなのに、食欲が減退し体重が減少する場合などは、飼い主さんが想像している以上に重症なのです。特にシニアに差し掛かっている犬の場合、より症状がはっきりと表れがちです。また、レトリバー種やビーグル、プードル、柴犬、ダックスなど、犬の本来の習性が色濃く残る犬種は、これらの影響を受けやすく注意が必要です。
蓄積した疲労や自然の摂理に反した環境により、体調不良から食欲不振になり、食欲を増大させるために、高タンパクなどの嗜好性の高い食事を与えることは、かえって愛犬のカラダに負担をかけてしまい逆効果です。秋は夏から冬への季節の転換期で、この転換期が終わることで、自然と体調の回復もみられるようになります。 この時期に食欲が落ちている場合は、水分補給と栄養補給には、添加物の含まれていないウエットフードやお惣菜。エネルギー補給には、糖質が多いヤギミルクパンなど。
ミキサーなどで小さく刻み、十分に加熱をしたうえで与えるなど、あえてシンプルなもので、余分な脂肪や添加物が含まれていないものが弱ったカラダにも優しく、消化吸収に負担が掛かりません。 また、あまりに食欲がない場合は栄養補給のために、ゴートルク(ヤギミルク)はおすすめで、水分補給にもなります。
ゆっくりと静養をさせてあげることで、自然と回復が見られるものです。秋は過ごしやすい季節で観光やレジャーにと考えがちですが、愛犬連れの外出は体調と相談の上、計画を立て行動することが大切なことです。