2022.08.10 HELLO! STUDIES 健康・ケア / 西宮阪急店 / うめだ阪急店 /
と感じている飼い主さんのお声が多くなっています。それはもしかして夏バテが原因かもしれません。犬も人間と同じように、夏バテするのです。そして、その状態が長く続くと疲れが抜けずにその後の健康状態にも影響を与える場合があります。そこで夏の暑い時期に知っておきたい、愛犬の夏バテの原因やその対処方法について説明します。
そのかわりに、口から舌を出して激しく息をする(パンティング)ことで、体温の調節をしています。しかし、湿度と湿度が高い日本では上手に体温を下げることができない犬も増えているようです。また、犬は身体全体を毛が覆っているため体温がこもりやすく、人間のように夏バテをしてしまうのです。
夏バテしてしまった犬に特に多くみられる症状は、食欲不振です。ごはんを残すようになったり、大好きなオヤツは進んで食べるのに、ご飯を食べなくなったりします。さらに、夏バテの症状が進むと全くご飯を食べなくなり、そのような状態になると要注意です。また、いつもより元気がない、よく横になる、短時間の散歩や疲れるほど遊んでいないのに元気がないというときには、夏バテを疑いながら注意して様子を観察してあげてください。その他、お腹が緩い、便秘が続く場合も夏バテの可能性があります。犬の夏バテは消化器系にトラブルが起こりやすいと言われているので、排泄の状態もチェックしてください。
夏バテをした状態が続くと身体が弱くなり、栄養が上手く取り込めなくなり、免疫力も低下してしまうため、病気にかかりやすくなったりします。夏バテで体調が悪くなっているときに、きちんとケアをしてあげなければ、夏が終わっても体調不良が続くこともあります。たかが夏バテと思わずに、少しでも様子がおかしいと感じたら、すぐに獣医師に診てもらうことをお勧めします。固形物が食べられないときには、ドライフードにスープやゴート(ヤギ)ミルクをかけて柔らかくしたりして食べやすくしたり、お惣菜やウェットフードに変えたりして、水分が多く消化の良い食事にすることが必要です。
夏は夜でも熱帯夜で気温が下がらず、人間でも寝苦しくなる日があります。愛犬も同じように暑いと眠りが浅くなることがあるので、夜の室温にも注意してあげてください。しっかりと睡眠が取れればホルモンバランスも改善され、夏バテしにくい身体を作ることが出来るのです。
愛犬は夏バテしていても、自分でご飯を工夫したり室温の調節をしたりすることはできません。だからこそ飼い主さんが愛犬をよく観察して、体調に合わせた対策が必要なのです。大切な愛犬の命を守るのも、飼い主さんの大事な役割なのです。