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【フードコラム Vol.12】愛犬を守る『水分補給の大切さ』

2020.12.27 HELLO! STUDIES その他 / 健康・ケア / うめだ阪急店 / 西宮阪急店

飼い主さんからの相談で、多いお悩みの一つに「あまり水を飲まない」というのがあります。

水分摂取は少なくていいのか、それとも多い方がいいものなのか、個体差によってまちまちではありますが、人でも「1日に2リットルの水を飲みましょう」と言われているように、愛犬にも一日に必要な水の量と言うものがあります。

 

犬の場合、身体の約70%を水分が占め、水分摂取は生命維持には重要な要素です。

水分は、血液や細胞、リンパ液など身体の重要な働きをするために必要で、生きていくためには最も大切なのです。体内の水分が不足すると、体温調整がうまくできなくなり、栄養素の運搬に支障が出てしまいます。また、水分摂取が少ない子は、老廃物の排泄がされにくいため、尿路結石などの病気になりやすくなるので、できる限り注意をして下さい。特に、冬場は寒くて余計に水分を取らない子も増えてきますので、一年を通し普段からしっかりと水分を取るように心がけないといけません。

 

では、犬の一日の水分摂取量はどのくらい必要か?

答えは体重の10%の水分が一日に必要な摂取量です。(5kgの子であれば500cc)

ヒトは食事から水分を摂取することが多いですが、ワンちゃんの場合、全体的にドライフードだけの食事では水分不足の原因にもなります。食事のときに一日の必要な水分量の半分(5kgの子であれば、一日2回食ならば1回の食事に125cc)をドライフードに入れて与えるのが良いでしょう。(ドライフードに入れる水分は、お出汁がおすすめです。カツオ出汁はビタミンB群が豊富で「血流を良くし、疲労回復の働き」があり、昆布出汁は「腸内で糖や脂肪を包み込んで吸収を穏やかにする働き」「老廃物を吸着して体外に排出する働き」があります。)

 

お散歩の後や寒い季節の水分不足が特に気になるときには

ゴートミルク(ヤギミルク)などの専用ミルクがオススメです。ワンちゃんは喜んで飲んでくれますので、しっかりと水分を補給することができます。ただし、人間用の牛乳はオススメできません。牛乳に含まれる乳糖は犬には分解できませんので、水分として与えてしまうと下痢を起こすことがあります。また、夏は特に暑いからと冷えたお水ばかり与えていると、おなかを冷やして下痢をしたり、内臓の働きが低下して消化不良を起こし、食欲減退につながることもあるので、冷え過ぎたお水も注意が必要です。

 

適切な水分量を摂取しているかの目安

オシッコの色と回数をチェックしてください。黄色の濃いおしっこや頻繁におしっこをするときは、水分不足による腎臓系などの病気が疑われます。普段からチェックしておくことが大切です。

暑い季節は熱中症や脱水症状、寒い季節は室内暖房による脱水症状が起こりやすく、また、元気な子たちは身体がカラカラに渇いていても、楽しく遊ぶことを優先して気づいたら脱水、と言う状態になることも少なくありません。お外に遊びに行くときも、おうちの中でも、こまめに水分を摂取できるようにする工夫が大切です。  愛犬には、たっぷりの水分と栄養満点の食事で、元気で健康な身体を作ってあげましょう。

 

2020年12月10日発行 CUUN 12月号の掲載

阪急ハロードッグ フードコンシェルジュ

ペット栄養管理士  坂田 正次