2023.08.28 健康・ケア / その他 / 西宮阪急店 / うめだ阪急店 /
“ながら運動”のトレーニング器具としてかつて注目を浴びたバランスボールですが、起源をたどると1960年代にイタリアで人の医療用として開発され、リハビリの医療器具としてスイスで発展したものです。日本には1980年代に伝わり、筑波大学が取り組みはじめ、一般的には2001年に当時セリエAのASローマに所属していたサッカーの中田英寿選手がトレーニングに使っている映像がテレビ番組で放送された事から知られるようになりまた。その後テレビや雑誌等に効果の高いフィットネス用品として多く紹介された事で広がっていきました。
「ドーナッツタイプ」紹介され、動物のリハビリに使われはじめました。日本でも取り組みを始めた獣医師がいましたが、当時のバランスボールは人間用のものを使っていました。
バランスボールの本来の目的は“リハビリ”です。股関節形成不全症や膝蓋骨脱臼などで手術した後のリハビリや、手術するほどではないが筋肉を強化しておいたほうがいい場合など、日常生活のQOL(クオリティオブライフ)をあげるための方法です。近年はアンバランスなボールに乗ることで、身体がバランスをとるために体幹が鍛えられるということで人気になりました。これまで体幹やインナーマッスルを強化するには、プールなどで泳ぐか、陸上での土や芝生での散歩くらいしかありませんでしたが、陸上で取り入れるという点においてはバランスボール最高のフィットネスです。また、四肢や肩甲骨周囲の筋力も強化され、グリップ力も上がり、踏ん張りが効くようになります。
特にシニア犬は、初めてバランスボールに乗るとプルプルしたり、踏ん張りがきかなくなったりする子が多く、飼い主さんは愛犬の筋肉の衰えを実感します。元気で健康的な生活をおくるためにも筋肉をつけておくことは大切です。
7歳を過ぎると毎日お散歩しているのに筋肉が落ちていく…という声を飼い主さんからよく聞きます。バランスボールは散歩では鍛えられない筋肉(体幹筋肉、インナーマッスル)を強化し、健康を維持していくことにつながります。
・ディスクタイプ…突起の足場に慣れるところから(知覚神経の刺激)。
・ピーナツタイプ…体重負荷移動運動に最適。体幹と腹筋の強化にも最適。
・ドーナツタイプ…体幹強化や体重負荷、バランス運動に。乗せやすく、安定性もある。
さまざまなバランスボールでフィットネスを行うことで内臓も筋肉も鍛えられます。