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【フードコラム Vol.13】カラダは食べ物でできている。栄養素の役割。

2021.01.18 その他 / 健康・ケア / うめだ阪急店 / 西宮阪急店

食べることは生きることです。

動物は食べ物から「エネルギー」を得ています。必要なエネルギーのすべては食べることによって作られているのです。また、身体を構成している筋肉や臓器、骨などの組織も食べ物に含まれる栄養素によって構成されています。栄養素は生命活動を営むのに必要な成分であり、タンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、食物繊維に分類されます。

「栄養素の役割」とは何でしょう?

①筋肉や骨、歯、血液などの身体を作る

②エネルギー(力や熱)になる

③身体の調子を整える

という三つの大きな役割があります。

このように、エネルギー源や身体を構成する成分となる栄養素を摂取すること、すなわち「栄養補給」は、生命活動を維持するために不可欠で、生きるためには食べなければなりません。

タンパク質・糖質・脂質(三大栄養素)

タンパク質はカラダをつくる筋肉、内臓、皮膚、血液など身体の

主要な構成成分で、車に例えると、ボディやエンジンになります。このボディやエンジンがしっかりしていないと、車は走れないように、カラダの組織をつくる大切な栄養素です。タンパク質を構成するアミノ酸は20種類で、犬の場合、そのうちの10種類は体内で合成できないので食事から補う必要があり「必須アミノ酸」と呼ばれ、肉や魚、大豆に多く含まれます。

糖質・脂質は エネルギー(力や熱)になる栄養素で車を動かすガソリンです。

糖質はカラダを動かす(運動する)エネルギー源で、肝臓と筋肉にグリコーゲンとして蓄えられます。また、脳の主要なエネルギーにもなり、穀類、イモ類、砂糖類、果物類に多く含まれます。脂質は摂り過ぎると肥満につながりますが、少量で多くのエネルギーを得ることができる効率の良いエネルギー源で、肉類の脂身や食用油脂類です。

ビタミン、ミネラル、食物繊維

ビタミン、ミネラル、食物繊維はエネルギーにはなりませんが、タンパク質、糖質、脂質の分解や合成を助ける働きを持ち、健康維持、体調管理には欠かせない栄養素で、車のエンジンオイルと同じで、機能を正しく維持します。

ビタミンは体内でほとんど合成ができず、不足すると欠乏症となるおそれがある有機化合物(炭素を含む化合物)の総称です。ビタミンは脂溶性と水溶性の2つに分けられ、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)は油脂に溶けやすく、大量に摂取すると過剰症になる可能性があります。一方、水溶性ビタミン(B群、C)は水に溶けやすいため過剰症の心配がほとんどありません。ビタミンは野菜、果物に多く含まれます。

ミネラルは無機質ともいい、身体を構成する元素から酸素・炭素・水素・窒素を除いたもの総称です。身体に必要なミネラルはカルシウム、鉄、ナトリウムなど16種類で、野菜、果物、海藻、乳製品に多く含まれます。

食物繊維は第六の栄養素とも呼ばれ、消化酵素で分解されない食物中の難消化性成分で、おなかの善玉菌を増やし腸内細菌のバランスを整えるなど身体に有益な成分で、野菜や果物に多く含まれます。

「栄養素」と言ってもいろんな役割があります。

ただ与えるのではなく「栄養素の役割」を理解したうえで与えるのは愛犬の健康のためには大切なことです。この子のカラダは、あなたから与えられた食べ物でできていますから。

 

 

2021年1月10日発行 CUUN 1月号の掲載

阪急ハロードッグ フードコンシェルジュ

ペット栄養管理士  坂田 正次